産科Obstetrics

妊娠検査(妊娠の確認)

生理が遅れることで妊娠の可能性を感じたら、医師の妊娠確認をしてください。
妊娠検査内容:問診、尿検査、超音波検査(エコー)、指導等
費用(税込):6,600円(自費)

妊娠初期はお腹の赤ちゃんの発育にとって重要な時期ですので、薬剤の服用や栄養面、風疹などの感染症、喫煙・飲酒など、お母さんが気を付けなければならないことがたくさんあります。赤ちゃんの健全な発育とお母さん自身の健康のためにも、できるだけ早く妊娠を知ることが大切です。
そのため、妊娠の可能性を感じましたら、ご相談ください。医師が妊娠の確認を致します。また、生理が来たがいつもと様子が違う(普段と比べて出血が少ない、日数が少ないなど)といった場合も、お早めにご受診ください。

検査に適した時期

最後の月経日から5週目以降(月経予定日から1週間後)

検査の方法

主に尿検査と内診、超音波検査(エコー)によって妊娠の確認をします。
内診・超音波検査(エコー)ともに、痛みは特に伴いませんのでご安心ください。

妊婦健診、超音波検査(エコー、4Dエコー)、栄養指導

妊婦健診とは、妊婦さんの健康状態やお腹の赤ちゃんの育ち具合を診るための健康診査です。当クリニックでは、34週までの妊婦健診を行っています。

健診の間隔:
12週~23週までは4週間に1回
24週~35週までは2週間に1回
36週~出産までは週1回

主な内容は、血圧、体重測定、尿検査(尿蛋白・尿糖など)、超音波検査(エコー、4Dエコー)、内診、血液検査、むくみの有無の確認などです。
当クリニックでは、妊娠初期~後期(妊娠34週頃)までの公費負担での妊婦健診を行っています。妊娠中は、自覚症状がほとんどないような些細な体調の変化であっても、何らかのトラブルが隠れている場合もありますので妊婦健診は必ず受けるようにしてください。

高松市の妊婦健診対象者と持ち物

高松市では、母子健康手帳別冊「母と子のしおり」内にある「妊婦健康診査受診票」にて健康診査を受けられます。高松市以外にお住まいの方についても応需いたしますので、ご相談ください。

対象者
高松市に住民票を有する妊婦さん
持ち物
母子健康手帳、別冊「母と子のしおり」内にある妊婦健康診査受診票

※転出・転入の際には受診票の交換が必要になります。詳細は各市町村へお問い合わせください。

※妊婦検診の受診票で妊婦健康診査を受けるときは、受診票に表示してある検査についてのみ公費負担となります。当クリニックでは、健診時に毎回超音波検査(エコー、4Dエコー)や内診を行っており、週数によって自己負担が発生します。また、健康保険が適用される検査や治療を行った場合も自己負担が発生します。

※当クリニックには分娩施設はございませんので、分娩の際は希望の分娩施設へご紹介いたします。

妊婦健診の内容

■毎回共通する基本的な項目

健康状態の把握
妊娠週数に応じた問診・診察等を行います。
検査計測
妊婦さんの健康状態と赤ちゃんの発育状態を確認する基本検査を行います(血圧、むくみ、尿検査(糖・蛋白)、体重、超音波検査(エコー、4Dエコー)、内診 等)。
保健指導
妊娠期間を健やかにお過ごしいただくための食事や生活に関するアドバイスを行うと共に、妊婦さんの精神的な健康に留意し、妊娠・出産・育児に対するご不安やお悩み相談に応じます。また、家庭的・経済的問題など個別支援を要する方は適切な保健・福祉サービスが受けられるように、市区町村の保健師等と協力して対応いたします。

■妊娠初期~中期(妊娠20週頃)に必要に応じて行う医学的検査

妊娠初期~20週頃
血液検査【初期に1回】
血液型(ABO血液型・Rh血液型・不規則抗体)、血算、血糖、B型・C型肝炎抗体、HIV抗体、梅毒血清反応、風疹ウイルス抗体
子宮頸癌検診(細胞診)【初期に1回】
超音波検査(エコー、4Dエコー)
希望者には、リン菌、トキソプラズマ、クアトロ検査

※当クリニックで行っている妊婦健診は、妊娠初期~後期(妊娠34週頃)までの健診です。妊娠後期以降の健診については分娩を行う病院で受けることになりますのでご注意ください。

※こんな時は速やかにご受診ください。

腹痛や出血、その他何らかの異常を感じられた際には、健診の日でなくともご連絡のちご受診ください。特に以下のような症状がある際は、医師にご相談ください。

  • むくみ
  • 吐き気、嘔吐
  • 性器からの出血
  • 腹痛
  • 発熱
  • 下痢
  • 強い不安感
  • 便秘
  • いつもと違うおりもの
  • 激しい頭痛
  • つわりによる衰弱
  • 動悸
  • めまい

クアトロ検査

クアトロ検査とは、母体血清マーカー検査の事で血液検査で血液中の4つの成分を測定します。これらの結果と年齢をもとに21トリソミー(ダウン症)、18トリソミー、開放性神経管奇形(開放性二分脊椎・無脳症)の確率を計算する検査です。
検査時期:妊娠16週~17週頃
費用(税込):27,000円(自費)

羊水検査

羊水を採取して、胎児の染色体に異常がないか検査します。検査は妊娠16~18週頃にできます。当クリニックでは、行っていないので、検査希望や必要な場合は病院を紹介しています。
検査時期:妊娠16週~18週頃

母体血胎児染色体検査(NIPT)

母体から採血し、その血液を検査することにより、母体の血液中に含まれる胎児の染色体より、ダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーの可能性を調べる検査です。 この検査は、これまで日本で提供されてきた母体血清マーカ―テスト(トリプルマーカー、クワトロテスト)などの従来の血液による出生前診断より極めて高い精度があります。 現在は、この検査を受けることができるのは次の方です。これらに該当しない場合はご希望があっても検査を受けることはできません。

●この検査の対象となる妊婦さん
・出産予定日の時点での年齢が35歳以上である。
・これまでの妊娠・分娩で、胎児がダウン症(21トリソミー)、18トリソミー、13トリソミーのいずれかの染色体異常であった。
・妊婦さんご本人または夫が、上記の染色体異常の胎児を妊娠する可能性の高くなる染色体転座保因者である。(例:14/21のロバートソン転座等)
・今回の妊娠で、超音波検査や母体血清マーカー検査により、胎児が上記の染色体異常に罹患している可能性が高くなっていると指摘されている。

検査の結果が陽性となった場合、胎児が対象としている染色体異常の可能性が高くなります。しかし、診断は確実ではなく、診断確定のためには羊水検査を必要とします。
NIPT 検査は、県内の指定されている施設で可能で、検査の前と後には各医療機関で必ず詳しい遺伝カウンセリングを受ける必要があります。

4D超音波検査(エコー)

お腹の中を平面に切り取った、通常よく見られる超音波写真を2Dといいます。それに対して2Dの画像を何枚も重ねあわせ、画像を処理して立体的に見せてくれるものが3Dです。4Dは、その3Dに動画性を加えたものです。
赤ちゃんの顔や体だけでなく、お腹の中であくびをしたり、寝返りを打ったりといった動きや、細かいしぐさまで見られる最新の技術です。妊娠12週以降の超音波検査は、プローブをお腹に当てて調べる経腹超音波で行っています。4Dの超音波も条件が良ければ、この時期から見ることができます。
4D超音波は、当クリニックの健診のサービスとして行っております。他院で健診を受けている方の4D超音波のみの診療も可能です。赤ちゃんの位置や向きによっては、見えにくい場合もございます。
費用(税込):6,600円※初診料含む
※再診費用(税込):3,300円

4D写真イメージ

栄養指導各週木曜日10:00~11:00 費用:無料

当クリニックでは、妊娠したお母様と赤ちゃんの栄養を考えることから始まり、出産後も安心して育児を続けられるよう、管理栄養士による栄養相談を行っております。妊娠中や1ケ月健診、離乳食が始まる頃まで対応しておりますので、気になる事がございましたら是非お越しください。

中絶手術

当クリニックでは、母体保護法指定医師が在籍し、やむなく妊娠継続を望まない中絶希望の方で、妊娠12週までの初期中絶手術のみ対応しております。
麻酔により、ほぼ無痛で手術を行うことができる上、処置も短く、基本的に日帰りとなりますので、母体への負担も比較的に小さく済みます。
手術をご希望される場合は、一度受診してご相談ください。

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